カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

2010年 09月 12日 ( 3 )

大山です。

司法修習生は何をやっているのか。ここでは新司法試験の司法修習についてご説明します。

司法修習は大きく分けると「実務修習」と「集合修習」の2つです。

実務修習は裁判所,検察庁,弁護士会でそれぞれ研修します。それぞれ2か月です。裁判所は民事と刑事があるので,全部で8か月ということになります。

集合修習というのは埼玉県和光市の司法研修所というところにいって講義を受ける研修で,これも2か月くらいです。

この他に選択型実務修習というのもあって,それも2か月くらい。合計で1年の修習です。

裁判所の研修では,裁判官の下で裁判の運営について学びます。事案に即して自分の意見を書くこともあります。

重大事件の裁判のときに法廷がテレビに映ることがありますが,ひな壇の上ではなく,法廷の左右の壁のところ,弁護士や検察官の席の後ろに座っている人がいることがあります。あれが修習生です。

検察庁の修習では,実際に取調べをします。私も飲酒運転とスピード違反の取調べをしました。

弁護士会の修習は,弁護士の先生の下で,一緒に仕事をします。下につく先生はランダムで決まるので,正直言ってアタリハズレがあるのが事実ですが,私は大アタリでした。別に修習先の先生が大阪弁護士会にいらっしゃるのでお世辞で言っているのではありません。

私が言っているアタリハズレというのは,先生との相性とか待遇とか,そういうしょうもない話ではありません。そんなもんは2か月程度なわけですから,いくらでも我慢できます。

重要なのは,自分の進むべき道と同じかどうか,です。

小規模事務所で市民の皆様の力になる弁護士になろうと志しているのに,大規模事務所で企業法務ばっかのところで修習やっても意味ないですよ。そりゃ,そういう事務所の空気を吸えて面白いかも知れませんが,私に言わせれば2か月間の浪費ですね。逆もまたしかり。

以上が司法修習の内容ですが,私のような弁護士希望の人間でも裁判所や検察庁で研修をするという特徴があります。

次回は「司法修習とお金」について書きたいと思います。



にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ  人気ブログランキングへ
by oyama-law | 2010-09-12 23:34 | 司法修習

最高裁の質問状

大山です。

司法修習の記事はちょっとお休みしまして,ニュース。

最高裁が日弁連に質問状…司法修習生給与問題

給費制維持問題の一部です。

私は給費制維持の署名をしていません。それにはいろいろな理由があるのですが,理屈がよく分からないというのもあるのです。

その1つが最高裁が「データを出せ」と言った「金持ちしか法律家になれなくなる」という理屈です。本当にそうなのでしょうか。

貸与のシステムがしっかりとし,無理のない返済をすることができれば,金を借りても問題がないわけで,「金持ちしかなれない」というのは違うように思うのです。

今回の最高裁の質問はその疑問をスバリ聞いてくれたと感じています。

ただ,データを出せということは,的確なデータを出すことができれば最高裁の考えを改めさせることができるということですから,給費制維持派としてはチャンスでもあると思います。



にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ  人気ブログランキングへ
by oyama-law | 2010-09-12 15:17 | 雑記
大山です。

おはようございます。今日はお休みです。

最近「司法修習生の給付制維持」という話題があるのですが,一般の方はそもそも「司法修習」というシステム自体がよく分からないのではないかと思います。

司法試験に受かると,すぐに弁護士になれるのではありません。

一定期間の「司法修習」という研修を受けないといけません。司法修習は「司法修習生の修習」の通称です。

つまり,司法試験に受かりますと,「司法修習生」になる資格が与えられます。そして,最高裁判所に対して「司法修習生にしてください」と言いますと,大抵の場合司法修習生になれます。

以前名刺の話題で,「司法修習予定」という名刺の話をしましたが,司法試験に合格すると,次期の司法修習を希望するかどうかを決めないといけません。申請期間は1週間だったと思います。

先日の合格者は現在申請期間中ですが,実際の採用は11月末です。つまり,9月から11月の間は,司法試験の合格者ではありますが,司法修習生ではありません。そして,ほとんどの人が無職です。そこで,この期間の肩書を「司法修習予定」とするのです。

司法修習生に採用されますと,一定期間,新司法試験の場合は1年間の司法修習という研修を受け,最後の研修修了試験を受けて合格すると,弁護士になる資格が与えられるわけです。

その資格で日弁連に対し「弁護士として登録してください」というと,晴れて弁護士になれるというシステムになっています。

かなりざっくりとした説明ではありますが,これが司法修習の概要です。

次回は「司法修習の内容」についてご説明します。



にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ  人気ブログランキングへ
by oyama-law | 2010-09-12 07:34 | 司法修習