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貸与制反対と弁護士会費

井上・大森法律事務所の大山です。

修習生の給料をやめて貸与制にするということに対し弁護士会は「借金が増えれば悪徳が増える」「貸与になったら法曹志望が減る」などとして反対していますが,そんなこと言い出したら弁護士会費はどうなるんでしょうか。

少し詳しく説明をしましょう。

貸与制というのは,最高裁が金を貸してくれるわけです。借りる額は選べるという話も聞いたのですが,月額20万円としましょう。

1年間ですから単純計算で240万円。

返すのは修習が終わって5年後から。返済期間は10年間。無利子です。

これもものすごく単純計算すると,月2万円です。

修習終わって5年後から月2万円を10年払えばいいのです。当然金ができたら前倒しもできるでしょう。

では,弁護士会はどうか。

弁護士になるには弁護士会に入る必要があります。

弁護士になったその月から,大阪弁護士会では毎月3万円近く取られます。

ちなみに登録する月は月の途中から入会ですが,全額取られます。日割り計算してくれません。どんな会でも初月は無料だったり,少なくとも日割りでしょう。しかし,弁護士会は違います。途中入会でも全額徴収。3万円弱。

さらにある程度ベテランになるとこの会費はアップします。

また,会費とは別に,入会金として大阪弁護士会は40万円ちょっと取られます。4万じゃないですよ。40万。この40万円を払わないと入れてくれません。

この40万円は分納もできますが,最高裁のように「5年後から10年分割でいいよ」なんて甘いことは言ってくれません。

たしか3年間で分納だったように思います。入ったその年から3年分納。

その他に国選やったりすると,そこからピンハネします。

この会費を払わなかったり,ピンハネ分を納めなかったらどうなるか。

懲戒です。

この前,250万円くらい会費を納めてなかった人が退会命令という上から2番目の懲戒になりました。

240万円の借金を背負わせて5年後から10年分割で払うのは,悪徳弁護士を生むから,弁護士志望者が減るから,絶対ダメなんだそうです。

しかし,入会金を40万,会費を月額3万円,10年どころか入ったその月から弁護士辞めるまで延々払わせて,250万払わなかったら退会命令を出すのは正しいそうです。

私には何だかよく理解できないのですけども。




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by oyama-law | 2010-10-24 08:18 | 弁護士とは