南森町から


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【刑事】最高裁決定についての異議申立て

大山です。

鈴木宗男氏が上告棄却決定に対して異議申立てをして,棄却されました。

新司法試験の刑訴の択一試験では上訴からポロっと出るので,条文操作をやってみたいと思います。

今回の上告棄却決定は決定文にあるように,刑訴414条,刑訴386条1項3号による決定です。刑訴414条は上告審に控訴審の規定を準用するという規定であり,386条1項3号が控訴審の規定です。

386条には2項があって,385条2項の規定を準用しているので,385条2項を見ると,428条2項の異議申立てができるとあります。この条文の「その高等裁判所」を414条によって「最高裁判所」に読み替えることになります。

判例も,「最高裁判所の上告棄却決定に対しては,414条,386条2項により異議申立てをすることができる」としています(最大決昭和30年2月23日・刑集9・2・372)。

また,刑訴法415条には訂正の判決という条文がありますが,決定に対しての訂正申立てを415条によってすることはできません。これも414条,386条2項による異議申立てをすることになります(上記判例)。



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by oyama-law | 2010-09-17 09:12 | 司法試験